アラフィフぴーちゃんのるんるん日記♪

私のとりとめのない日常を綴っております。20歳年下の彼氏とのやりとり、お片付けの話し、大好きな映画や本の話し、などなど。

Aug/8th/2020 友人の妻からの手紙。

 

 

 

 

 

こんにちは。

私、ぴーちゃん。

 

 

 

 

ヨガから帰宅。

郵便受けを見ると、1通の郵便物があった。

 

それは8月3日に亡くなった友人の奥さんからのものだった。

 

故人の写真入りのハガキが入っており、生前の楽しそうな顔がいくつも並んでいた。

 

この友人は私の4つ上。再婚して1年も経たないうちにステージ4のガンが見つかり、1年半後亡くなった。写真の顔を見る限り抗がん剤放射線治療はしなかったのだろう。

 

手紙には「本人の希望で最後は家で迎えたい」とのことで奥さんがその為の準備をしていたようだ。

 

ガンを患っている時には、甘い物は厳禁だが、写真の中の友人は美味しそうにケーキやお饅頭をほおばっていた。ちょっとビックリしたが、食べるのが好きな人だったからなぁと思わず笑ってしまった(笑)。

 

頭髪は以前よりかなり白くなっていたが、ふさふさしている。ガン患者、というと大抵がりがりに痩せた状態を連想させるが、ふっくらしたフォルムは変わっておらず安心した。

 

手紙によると、彼は最後まで好きなものを食べ、自分の足で歩き、54年の生涯をまっとうしたようだ。

 

私はこの手紙を受け取るまで、「友人は本当に幸せだったのだろうか?」と疑問を持っていた。

 

しかし、写真の中の彼の笑顔を見て「ああ、最後は大好きな人に看取られて逝きたかったんだな。これが彼の一番の願いだったんだ」と思った。

 

彼は前妻との間に二人の子をもうけ、結構若いうちにオシャレな家も建て、順風満帆な人生を送っていたと思っていた。

 

しかし、前妻との間はかなり前から冷え切っており、子供が成人するのを待って離婚を決めた。その後、今の奥さんと出逢って大恋愛をしたようだ。

 

彼が「彼女が出来た。結婚も考えている」と打ち明けてくれた時はかなり驚いたが、ときどき赤ちゃん言葉になるくらい彼女に甘えている、というのを聞いてさらに驚いたものだった(笑)

 

彼の写真を見て、これが友人が自分で選んだ逝き方だったのだ、と感じ、やっと「お疲れ様でした」と心の中で言うことが出来た。

 

彼は自分が亡くなった後、誰に連絡してくれとか、どこに電話して手続きをしろ、とか指示書を完璧に作っておいたらしい。

 

本当にあの人らしい。

 

 

 

 

もうすぐ四十九日。この日が終わると遺された家族はどっと疲れがくるものだ。

 

奥さんはまだ40代半ばだが、くれぐれも体に気を付けて頑張って欲しいと思う。

 

 

 

守さん、いろいろありがとうございました。

さようなら。