アラフィフぴーちゃんのるんるん日記♪

私のとりとめのない日常を綴っております。20歳年下の彼氏とのやりとり、お片付けの話し、大好きな映画や本の話し、などなど。

Feb/27th/2020 Instagramの魔法

 

 

 

 

 

こんにちは。

私、ぴーちゃん。

 

 

 

 

遅ればせながら、私も今年の1月にInstagramのアカウントを取得した。

私の周りはfacebookで時が止まっており、なかなかインスタやツイッターに手を伸ばす人がいなかったので私自身もインスタの必要性を感じなかったのである。

 

 

ところが、ある知り合いの勧めでこの度、私もインスタデビューを果たすことになった。私は一人旅が趣味で昨年は年に数回東南アジアに出掛けた。今年も1月にタイに遊びに行っていたのだ(なんとコロナウイルスが流行する直前ぎりぎり)。今まで撮りためた一人旅の写真をアップしない手はない!私はタイ旅行から帰ると丁寧に一枚ずつ写真を投稿していった。

 

私がフォローしているインスタグラマーさん達の記事を見てみると、殆どがリアルタイムの内容だ。時期がずれたものにかんしては「去年の夏の想い出です」とかアーカイブなどと以前の写真であることが分かるように明記されていた。

 

ところが私はタイから帰国し、日本で記事をアップしていたのにも関わらず時期がずれている、という注意書きを一切書かずに投稿していたのである。

 

今回のタイ旅行は山岳民族の村を訪れたり、宿泊先のオーナーとお友達になってお家にお呼ばれしたり、と今までで1、2を争う楽しい旅となっていた。私はその想い出を丁寧に我が子を送り出すような気持ちでインスタグラムに上げていたのだ。

 

まだそんなにフォロワーはいないし、友達の誰にもインスタをやっていることは知らせていない。しかし、一人旅が好きだったり、東南アジアが好きだったりという共通の嗜好の方が徐々にフォローしてくれ始めた。フォロワーが増えるたびとても嬉しかった。見知らぬ方々と「いいね」を送りあう小さなサークルが出来たような気がした。

 

ある日、私がインスタを始めて1か月が経ったころ。一人のタイ在住のフォロワーさんからダイレクトメールが届いたのだ。

「いつもインスタの記事を拝見しています。写真と文がとてもセンスよくて見ていて楽しいです。タイにはいつまでいるんですか?良かったら、会いませんか?」

私はぎょっとした。そして、自分の記事を一つひとつ見直してみた。

私は顔が真っ赤になり、汗もじわっとにじんできた。

「どうしよう。私はまるで今もタイを旅しているような文章つきで写真をアップしている。これじゃぁ、見た人は同じ趣味を持つ人同士としてタイにいるなら是非会おうじゃないか、となってもおかしくはない。どうしよう、どうしよう!何て言い訳しよう?!」

 

そこで私は正直にその方に現状をお伝えした。

「DMありがとうございます。実は私がタイに行っていたのは1月半ばのことで、今は日本に帰ってきているのです。確かに、あの記事ではまるで今もタイいるみたいな書き方になってますもんね。本当に申し訳ありません。また機会があれば、その時は是非お願いします」

相手の方からは少し残念そうな返事がきた。

 

こんなのただの言い訳になってしまうのは承知だが聞いていただきたい。

私のフォロワーさんの中には誰一人として知り合いがいない。私は顔出しもしていない。だから、1か月くらいの時差はいいよね?なんて甘い考えを持ってしまったのだ。

 

他のインスタグラマーさんたちは「Aloha!今ハワイにいま~す!」とか「横浜の〇〇ビルからの夜景めっちゃキレイ」とか旅行をしながらホクホクの熱いうちに記事をアップしていた。そのリアルタイムな感じを私もやりたくて無意識に現在形の文章を書いてしまっていたのだ。

 

そのフォロワーさんからDMをもらわなかったら、この悪徳商法?をやり続けていたことだろう。なんとも情けなく、なんとも恥ずかしい出来事だった。

 

私は魔法が解けて、現実に引き戻されたような気分になったのだ。あの楽しかったタイの旅行。毎日が新鮮でずーっと、ここに居たいとさえ思っていた。しかし、私はお金持ちでもない普通のアラフィフ女性。1週間で日本に帰らなければならなかった。日本に帰るとほぼ毎日同じことの繰り返し。相変わらずの日本の閉そく感にげんなりしていた。

 

そこで勧められるままに始めたインスタは想像以上に楽しく、私をタイに居た時の楽しい想い出に浸らせてくれた。そこに私は甘えてしまったのだ。そして記事の内容を偽ってしまった。まさに魔法が解けた瞬間だった。

 

いくら知り合いがいないからと言ってもやはり、嘘はダメだ。1本のDMを見た瞬間水をぶっ掛けられたような気分になった。しかも、DMをくれた方はインスタで顔出しをしており、30代のイケメンさんだった。くぅう~色んな意味で惜しいことをしたっ!

 

そんなこんなでこの事件以降、タイ旅行の記事には「2020年1月」と付け加えて投稿するようになった。

 

本当にお恥ずかしい話しである。神様が見て見ぬふりを出来なくて、30代のイケメンさんにDMをよこさせた、としか思えない。

 

自分のプロフィールを公開しないのは構わない。しかし、事実を少しでも誤魔化したり詐称したりするのはダメなのだ。

 

今回のことは何気なくやったことだが、本当に反省している。そして今後も気を付けたいと思う。

 

しかし・・・私の記事を見て「いいね」をくださった皆さんには申し訳ないが、この1か月脳内旅行ができて楽しかった。

 

今度は是非リアルタイムで記事をアップしながら旅行がしたい。その為にもまたお金をためなくては。

 

 

 

 

DMをくれた方、本当にありがとうございました。