こんにちは。
私、ぴーちゃん。
今日も「東京ラブストーリー」の続きを観た。
やっとこ後半戦の第6話。
5話のデジャヴか??と思ってしまうほど登場人物たちの行動に進歩がない。
冒頭からリカが公衆の面前で「カンチ、愛してるよ~♡」と叫ぶ。
相変わらずのメンヘラぶりに軽く目まいがした。
三上からの電話でさとみが盲腸で入院したことを知ったカンチ。カンチはリカを連れてお見舞いに行くのだが、ここでもリカの言動がひどい。
「さとみちゃん、(手術の前に下の)毛剃ったのかな~?ってカンチが言ってたよ」とか!
ただでさえ、意識しあっている二人なのに、リカは彼らの気持ちをわざわざ刺激してどうしたいのだろう?キワドイ言葉を発しては、それぞれが封印しようとしている気持ちを揺さぶっている。リカにとってまったくプラスにならないのに、だ。
つまり、リカは相手を試して試して試しまくる、やさぐれた野良猫みたいな女性と言える。本当にこの飼い主が自分を大切にしてくれるのか常に確認をしている。だから幼稚なカンチでは完全に役不足なのだ。
大きな愛でリカを受け止め「好きだよ、愛してるよ、可愛いよ、もう離さないよ」と言ってくれる男性でないとリカのお試し行動は永遠に終わらない。飼い主であるカンチが本当に自分を飼う気があるのか確認したくておかしな行動をしてしまっているのだ。
そしてカンチは相変わらず自分の気持ちを言語化できない。そのくせ、好きかと聞かれれば「リカを好き」だと言う。さすが大人気ドラマの主人公。そうだ、君がちゃんとした男性だったらこのドラマはこんな人気が出なかったはずだ。だからこれでいいのだ。
三上は相変わらず、他の女性にフラフラして、その現場をさとみに目撃される。
さとみはカンチに電話をして慰めてもらおうとする。もちろんカンチはホイホイさとみのところへ駆けつける。この三人は完全に5話と同じことをしてる。
しかし、一人だけ前回と違う行動が出来た登場人物がいた。
リカはさとみを慰めに行ったカンチを信じようと部屋で待つことに決めたのだ。リカよ~、君の進歩が見れて嬉しい!
人はそう簡単には変われない。だったら自分が変わるしかないのだ。そして自分が変わり始めて馴染んでくると「あれ?なんでこんな男を好きだったのだろう?」なんて思うことがある。そこに気付いたら一皮むけることができるのだ。
でも大抵の人は変われない。だって怖いもん。そんな訳のわかんない男を好きな可哀想な自分が好きなんだもんね。相手と一緒にダメでいるって、悲劇のヒロインとしてはかなり心地いいことだから。
んで、この悲劇を堪能したら次に行けばいい。一度で「ダメな恋愛」と気づく人もいれば、何度も何度も繰り返す人もいる。そして、一生変われない人も。
でも、賢い人はやっぱり素敵な自分を自身でプロデュースしてさっさと前に進むのがいい。この「東京ラブストーリー」の正しい見方は決して「感情移入」や「キュンキュン♡」ではなく、やはり「反面教師」だろう。
もし今、自分の身を削るような恋愛をしてる人がいたら、未成熟な人間の集まりであるこのドラマは「気付け薬」になってくれるかもしれない。