こんにちは。
私、ぴーちゃん。
リカの失踪、これさえ無ければ第10話はパーフェクトだったのに。
このドラマを最初から観ていくと、登場人物が誰もかれもみんな幼稚で、観られたものではなかった。「この回を観たら、もうやめよう」毎回観終える度にそう思ってた(笑)
しかし、それぞれ回が進む度にいろいろな経験を重ね、成長していった。ドラマとは言え私はひそかに感動していた。なのに、リカ。最後に自分のことしか考えていないバカな行動をしてしまった。それが、失踪である。
私は以前のブログに「リカはとんだメンヘラ女だ。カンチ逃げろ~!」とかかなり酷いことを書いていた。でも実はこのメンヘラな行動を更に酷くさせていたのは周りの甘やかしもあることを忘れてはいけない。
ある日、リカはカンチにフラれたショックで失踪してしまう。カンチは焦る。そして思うのだ。「ひょっとしてリカは俺の故郷の愛媛に行ったのではないか??」と。その勘は当たっていた。二人はカンチが卒業した小学校のグランドで再会を果たす。
お決まりの「か~んちっ!」で。(けっっ)
もし、あなたがカンチだったらリカが失踪したときどんな態度をとる?または行動する?
このオリジナル版「東京ラブストーリー」が放映されたのは今から29年前。その頃は切ない恋愛ドラマがとても人気だった。付き合うまでが大変な道のりだったり、もしくは様々な障害のため恋愛が成就しなかったり。そうだ、ハッピーエンドでないドラマがもてはやされた時代だったのだ。でもバッドエンドで終わるドラマは色々な問題を抱えていなければならない。そのため、登場人物も必要異常に特長的なキャラクターでなければならなかった。
このリカはその最たるものだろう。仕事は出来るが、その反面周りを巻き込むような気性の激しさを持ち合わせている。周りの人間も文句を言いながらも彼女に付き合っている。カンチもリカの餌食と化した(笑)
ドラマ内でカンチはリカを追って愛媛まで行ったが、この行動がリカをますます増長させてしまうのだ。
では、逆にカンチがリカを追わずに放っておいたら?リカは愛媛でカンチが来るのを待っているのに待てど暮らせど愛しい彼はこない。「あれ??なんで?」となる。そうすると徐々に自分の起こした行動がバカバカしくなるはずだ。そして思うはず「帰ろう」って。そして、元々行きたいと思っていたロサンゼルス勤務に着任すればいい。
ね?わかったかな?毎度リカのミニコントにカンチが付き合ってあげちゃうもんだから、いつまでたってもリカが変われないわけ。きっとリカの過去の男たちはこのミニコントに付き合えれるかどうかで選ばれた人たちに違いない(笑)
このドラマの最大の違和感はこのリカのメンヘラ行動にあったんだよね。性格が少々捻くれてるとかはいいのだが、リカのように急に車の前に飛び出してみたりとか、発作的い彼の故郷に行ってみちゃうとか、相手の反応を見たくてやってることばかり。これじゃあなかなか人間的に進歩できないよね。
愛されたかったら、まず自分を好きになるのだ。そうすると、誰かに愛される自分になれる。リカは決してイヤな奴ではない。でも好きな人が出来ると異常に甘えが出て相手を試したくなってしまうのだ。そうしてどんどんメンヘラでイヤな女に成り下がっていってしまう。これってすごく勿体ないよね。
だから、リカを応援したい。もし友達にいたら厄介なタイプだが(笑)
最終回、観終わるのがもったいなくてまだ観れそうもない。