こんにちは。
私、ぴーちゃん。
今日は寝室の無印良品の衣装ケースの中身を整理した。
私には20歳年下の彼がいる。彼とは半同棲の仲なのだが、彼の荷物置き場がない。
それで早く場所を確保してあげたくて寝室のクローゼットの中身を見なおそうとしたのだ。
まず一段目。ビワ温灸の器械とカートリッジがわんさか出て来た。これは亡き夫の闘病中に購入したものだが、ほとんど使わなかった(しかし、冷え症にとてもいいので今回のお片付けを機にまた使ってみようと思う)。彼の指示で器械(2つ)はまとめてひとつのケースに収めた。カートリッジはドラえもんの可愛い袋に入れて収納した。
二段目。大判のタオル?と思いきやエステの時に使っていたガウンが2枚出て来た。サロンをクローズしたときに処分することを考えたが、何となく取っておいたのだ。最近彼とお互いにオイルマッサージをするので、使えそうだ。他にもバスタオルが2枚出てきた。新品だったのでそのまま保管。
三段目。沢山の新品のタオルが出て来た。生命保険の人からもらったタオルやお祝い返しのタオルが殆どだったが、ハンドタオルや風呂敷、巾着袋なんかもあった。そこから彼の「要る・要らない」のジャッジが秒単位で繰り広げられた。タオルはいくら新品でもオシャレじゃないものはことごとく処分の対象となった。しかし、キッチン用のふきんやテーブル拭きには使えるだろうと何枚かは生き残った。
四段目。中身の入ってない布団ケースや毛布が入っていた。毛布はすでに季節外れなので衣装部屋の布団置き場へ。四段目には改めて夏用の羽毛布団を入れた。
結局三段目はカラになったので彼の荷物入れになりそうだ。
ふう。今日のお片付けも無事終わった。
そうそう、最近本格的に「冷え性」を治そうとあちこちの漢方薬局をまわっている私。先日、家から徒歩10分の薬局に行ってみたが、イマイチだった。
そこで、今日は市の中心部にある有名な漢方薬局に行ってみることにした。
お片付けで少々二人とも疲れていたが、土曜日の最終時間に何とか滑りこんだ。通常は予約が必要だったらしいが、ラッキーなことに飛び込みでカウンセリングを受けることができた。しかも一番ベテランの店長さんだという。
私は自分の身体のありとあらゆる症状を問診票に書き込んだ。「鼻毛が濃いので困っている」と漢方とはおよそ関係のないことまで書いた。
1軒目に訪れた漢方薬局ではいくつかの症状について「ふ~ん、まあ体質だから仕方ないだろうね」みたいなことを言われてがっかりして帰った。
「今回も同じようにあしらわれたらショックだなぁ」と内心心配していたが、年配の男性店長さんは漢方に対して無知な私でも分かるように、とても丁寧に説明してくれた。
その方によると、私は内臓は比較的元気なのだと言う。しかし、血液の汚れがひどく(お血=おけつ)という状態なのだそうだ。しかし、血がきれいになり血行も良くなれば3~4か月で冷えも便秘も改善されるでしょう、とのことだった。
店長さんは「内臓の弱い人なら食も細いし、青白い顔をした人が多いのだけど、あなたは顔色もいいし、痩せてもいないし(おいおい笑)、舌の色もいい。喋りもはきはきしてるし、大丈夫ですよ」と言ってくださった。
私はこの店長さんなら信頼できそうだ、と思ったが他の漢方薬局と比べてみたかったので今日はひとまず「一度、考えてきます」と伝えた。
このカウンセリングの途中、彼に同意を求めようとして横を向いたらびっくりしてしまった。彼の目が吊り上がっているではないか。顔の下半分はマスクで分からなかったが、明らかにこの店長さんに反発心を感じているのが分かった。
この薬局は1時間たっぷりカウンセリングをしてもらうため、話しだけでも料金がかかる。私はお会計でその料金を払おうとした。
すると、彼が「俺が払う」と言う。私が「いやいや、これは私の身体の問題だから私が払うのが普通っしょ?」と言っても目を吊り上げたまま財布からお金を出そうとする。
こういう時の彼は絶対引かないだろうと思ったので、ひとまず彼に会計を託した。
薬局を出ると彼はこんなことを言い出した。「なんだい、あの店長。知識をひけらかしているだけじゃないか!まるで大学の講義を聴いてみるみたいだった。あんなのにぴーちゃんの事を任しておけない。ぴーちゃんは僕の彼女なんだから、僕が守る。僕がやってるアーユルヴェーダの鼻うがいや、ごま油のうがいで十分だよ。もうここに来る必要ないから」
はぁあ??あんなに親身になって色々教えてくれた漢方医さんに何を怒ることがある?
私はなるべく落ち着いた口調で彼に「あんなに目を吊り上げて横にいられたんじゃ、落ち着いてカウンセリングを受けられやしないよ。これからは私一人で漢方薬局に行くからね。もうついてこないでね」と伝えた。
「そんなのイヤだ。次の漢方薬局にも絶対についていく!」
どうしたんだろう、彼。もしかしたら、お片付けでかなりのエネルギーを消耗していたのかな?調子に乗って沢山手伝わせてしまって悪かったな。
帰りの車で彼が手を繋いでこようとしたが、私はあまり乗り気になれなかった。しかし、むげにしてもまた機嫌を損ねるので彼に手をゆだねることにした。
自宅に戻ってもまだ空気は険悪なまま。でも、こういう時は年上の私が空気を和ませるべきよね?ということで、いつもどおり話し掛けていった。すると彼も少しほっとしたようで徐々にいつもの会話に戻っていった。
夕食後、彼が私のメイク道具を整理したいと言い出した。最初は断ったが、また険悪な空気になるのもイヤだったので同意した。それは10分くらいで終わったので楽勝だった。今はコロナ騒ぎで外出するときは必ずマスクなので4/5くらいのメイク道具は不用品となった。(コロナ騒ぎが収束したら使うので、一応保管)
私の部屋のお片付けは本当に大変。ペースを守らないと彼との関係も崩れてしまいそうだ。
明日はカゴに無造作に積まれた服たちを片付けていきたいと思っている。