アラフィフぴーちゃんのるんるん日記♪

私のとりとめのない日常を綴っております。20歳年下の彼氏とのやりとり、お片付けの話し、大好きな映画や本の話し、などなど。

May/5th/2020 彼が手を繋ぐのをやめてくれた。

 

 

 

 

 

こんにちは。

私、ぴーちゃん。

 

 

 

 

最近、うちの年下彼氏殿はタロットの勉強に勤しんでいる。その時間帯はだいたい私が寝静まった夜中の1時から朝の9時くらいまで。彼は集中力が高い分、練習が終わると、こと切れてバタンキュー状態で夕方まで寝てしまう。まず途中で起きることはない。

 

彼が寝ている間、私はなるべく音をたてないようにしながら家の雑事を済ます。とはいえ、掃除機だけはさすがに控えている。

 

家事が終わると、私はパソコンかタブレットに向かい動画を観たりブログを読んだりして一人時間を楽しむ。以前は常に二人でいたのでこの時間もなかなかいい。

 

あら?そうこうしているうちに夕方5時。彼が寝てから約10時間が経った。そろそろ起こそうか。

 

「まるちゃん、お腹すいた。ご飯どうしよ?」

「うーん、今何時? え?もうそんな時間?僕がご飯作るよ」

 

今夜のおかずは鶏肉のタッカルビ風だ。これがめちゃめちゃ美味しい。

 

私が皿洗いを済ませると、彼が「今日書いたブログを読んで聞かせて?」と言ってきた。私のブログ記事の読み聞かせは最近日々のルーティンの一つになりつつある。

 

私は前もって「絶対に怒らない?」と聞いてみた。彼はきょとんとしながら「ウン」と頷く。

 

「でも、今日のはさ。ちょっとまるちゃんの悪口みたいになってるから聞かせるの嫌なんだよねー。本当に絶対に怒んない?」

「だから怒らないって。なにそれぴーちゃん、それ怒れってフリなの?ww」

 

「わかった。じゃぁ、いくね?」私は記事を読み始めた。

 

内容は彼との手繋ぎが苦痛で、手を繋いでいると腕まで疲れてしまうこと。更のごつい手により私の指が開かれてしまい痛くなってしまうこと。などが書かれていた。

 

彼は途中で「ああ、そんなことあったなぁ」と昨日の出来事を思い出しているかのような笑いを浮かべていた。怒ってはいないみたい。ホッとした。

 

「僕が手を繋ごうとしたことを魔の手が伸びてきたって書いてたね」

「あ、ほら。やっぱ嫌だよね、こんな記事。ごめんね」

「ううん、大丈夫だよ」

 

そのあと、二人でコンビニに出掛けた。二人とも両手は開いていたのに彼は一切手を繋いでこようとしなかった。

 

あれ? あれれ?(;・∀・)

 

 少し私は拍子抜けしてしまった。いつもは手を繋がれることにイヤイヤ期の子供みたいな態度をしていたのに、求められないと少し寂しいのだ。

 

しかし、その寂しさは一瞬だった。今日は自由に歩くことができる。なんだか、楽しい。

 

わーい、わーい!

 

私は少しはしゃぎながら夜道を歩いた。すると彼がふいにおでこにキスをしてきた。

「ぴーちゃんは本当に可愛いな」

 

ぼぼぼぼぼぼ。顔が一気に熱くなった。

 

うちの彼氏は20歳年下なのだが、本当に恋愛偏差値が高い。私は彼よりずっと長く生きているのにその辺りの学習はあまりできずにアラフィフになってしまった。なので、普段のラブラブ表現はいつも彼にやられっぱなしだ。くぅぅぅぅ~っっ!

 

結局帰り道も一切手を繋がずにマンションに戻ってきた。エレベーターの中ではぎゅっと抱きしめられたが、これは毎回の恒例行事なので私もだいぶ免疫が出来ている。ご心配なく。

 

お互い、お風呂を済ませた後はテーブルに向かい合ってスキンケアをする。私はお風呂のお湯がいつもより暑かったせいか、少しのぼせてしまった。浄水器の水を少し多めに飲んでいた。

 

すると、なんだか変な空気が流れてきた。

 

「ひょっとして、私が寝るの待ち? 早くタロットの練習したい?」

「あ、うん。でも大丈夫だよ。ぴーちゃんもお風呂上りで少しゆっくりしたいでしょ?まだ居ていいよ」

 

いやいや、ただでさえ私が寝てる時間を狙って練習してるのに、私のために待たせるなんて申し訳ない。私はコップを洗ってそそくさと寝室に入った。

 

うとうとしていると彼のタロットを混ぜる「シャッシャッシャッ」という音が聴こえてきた。それが意外と心地よく、その後の記憶はない。

 

今日は「手繋ぎ」がなかった。それだけでも私のストレスはかなり軽減された。ひょっとしたら彼に寂しい思いをさせてしまったのかもしれない。

 

でも逆を言えば、私が彼にお願いしても受け入れてもらえないこともある。でも、私はそれに対して怒ったりしない。 ああ、そうか。だからとりあえず要望を伝えるのは悪いことではないのだ。なぜなら後は言われた方、つまり受け手がどう思うか?の問題だからだ。

 

幸い、私の彼は私の気持ちを尊重してくれた。その分、違うカタチの愛情表現が加わったがそれはそれで嬉しかった。

 

私は過去の恋愛で、相手に本当の気持ちを伝えることができないまま、一人でストレスを抱え込み、自爆していたのだ。そんな私が男性と長く付き合えるはずもない。なくなった夫以外は長くもって半年くらいだった。

 

今回の彼とは将来のことを考える前に自分の在り方を考え、その上で相手とどう向き合うかが課題になっているようだ。49歳にもなって今、こんな練習をさせてもらえるなんて私は本当に幸せだと思う。

 

 

 

明日は私が美味しい夕飯を準備しようっと。