アラフィフぴーちゃんのるんるん日記♪

私のとりとめのない日常を綴っております。20歳年下の彼氏とのやりとり、お片付けの話し、大好きな映画や本の話し、などなど。

May/12th/2020 家族という病。

 

 

 

 

 

こんにちは。

私、ぴーちゃん。

 

 

 

何年か前、本屋さんで「家族という病」という本が平積みされているのを見た。

中身を読むことは無かったが、何となく題名だけで理解できた。

 

私の家族は普通ではない。

父は年がら年中怒鳴り散らし、時々家族に暴力を振るった。

母は家庭をかえりみないほど仕事の虫で、私達はいつも後回しだった。

兄は両親から充分に愛情をもらえず歪んだ性格になった。

 

私は・・親の、特に母親からのマインドコントロール

「私は世界一のブスで何もできない無能な女」だと思い込んで来た。

 

私は母とそっくりな顔をしている。

なのに母は私の成人式の写真を見て「世界一のブス」とののしった。兄もそれに便乗して「母さんがお前のことをブスだと言ってた」と大笑いしていた。

 

私はこのことを笑い話として友達に話した。だが、みんな驚くばかりで誰も笑ってくれなかった。

 

「ぴーちゃんのお母さん、そんなこと言うの?」

 

え? これってそんなに変なことなの?

 

私は家族の中でブスと言われることに慣れ過ぎてしまって、これが変なことだと気づかなかったのだ。

 

だから、男性から「お奇麗ですね」とか「かわいい」とか言われても「またまた御冗談を」と本気で聴き流していた。

 

だって、私が可愛い筈ないではないか。一番の味方である母親から「世界一のブス」と言われてきたのだから。

 

父親だって、ある意味母からの被害を受けている一人だ。どんなに愛情を注いでも母が父をないがしろにしたため、父は暴力に走るしかなかったのだ。

 

おかげで私は最近まで男性への恐怖心が抜けず、無意識に男性を拒み続けていた。

 

兄だって母の犠牲者だ。。母が求めるはずの男性性を兄に求めたため彼はとまどった。そしてそれが歪んだ性癖として現れ、私を女性として見るようになった。子供の頃から兄から身体をべたべたと触られ、本当に気持ち悪かった。

 

こんな経験を持つ私なので「家族という病」という題名は「ああ、そういうことだよね?」とすぐに理解できるものだったのだ。

 

その本の著者が私と全く同じ経験をしているわけではないだろう。しかし、「家族」というだけで「切っても切れない」呪いのような恐ろしさを感じる。

 

しかし、この家族という病も、そろそろ終わりにしたい。

 

カウンセラーさんから、私の「容姿に自信が持てない」「男性に対する恐怖心」のカラクリを聴いたときは本当にびっくりした。しかし、それでもどこかで両親のことをかばっている自分がいたのだ。

 

うん、そうだ。これじゃぁダメなんだ。終わりにしよう。

 

お母さん、あんたのせいで私は自分のことを「世界一のブスだ」と思っていたけど、本当の世界一のブスはあんただよね。だって自分が腹を痛めて生んだ我が子を「ブス」と言える人って異常だもん。みんな「自分の子が一番かわいい」って言うもんね。だから、あんたは本当にひどい母親だったんだよ。大嫌い。私はあんたと違って優しくて頼りがいのある素敵な恋人に出逢えたよ。羨ましいだろ。ざまあみろ。もう私の夢にも出てくんなよ。さいなら。

 

天国のお父さん、絶縁した兄貴、二人も私と同じように母からの害をこうむったかもしれない。でも、もう私は知らない。家族のことを忘れて自分なりの幸せを掴みたい。

 

家族というだけで繋がってきたけど、あなたたちとはもう縁を切ります。

家族って一体何なんだろうね?

 

さよなら。