こんんちは。
私、ぴーちゃん。
1年前に古い男友達のガンが見つかった。と、言うか倒れて病院に運びこまれた時には、患者側の意向を聞くまでもなく、いきなり「人工肛門」になったという。
そこから彼の闘病生活が始まった。
彼は離婚歴があり、私は前妻のことも知っている。そんな彼が一昨年、恋人が出来たので会ってほしいというので、会食することになった(今は結婚して妻になっている)。
しかし、まあその彼女が昭和の風貌で、化粧ッ気もなく、何ともイヤな感じがした。オシャレは出来ないが、男にこびることは上手そうだな、と思ってしまったのだ。
(私の見方が意地悪なだけなのか・・・?)
その彼女が昨年突然私にメールをよこした。「彼のガンが見つかりまして・・」と。
彼女とは連絡先の交換をしていなかったので、どうやって知ったのか?と聞くと、彼の携帯から私の番号を盗んだ?とか。え?盗んだ?別に彼に聞いて電話してこれば良くない?
そこから、「ぴーちゃんの旦那さんも生前ガンだったと聞いてたので、相談に乗ってほしくて」と彼女は言った。私も兄貴のような存在の友人のことが心配だったので、少し長電話に付き合ってあれやこれやアドバイスをした。
そして、後日食事療法など細かく指導してくださる医師を紹介した。しかし、答えはNO。「自分たちで決めた方法で何とかする」と言うので、私も「二人で決めたことが一番納得できると思うので、そうしてください」と伝えた。
今年の1月には近況などを伝えてきたが、特に病状のことは言ってこなかった。
そして、今回。「彼の身体にとうとう痛みが襲ってきました」というメールが届いた。
とうとう? ということは、病気を克服するための食事療法などはやってなかったのか?全く医者任せだったということか? その1文から、そんな風に感じ取れた。
私は「知ってるかもしれないけど・・」という文を添えてから、
「小麦粉製品、糖分、動物性食品は炎症を更に強くする可能性があるから、NGだよ。
あとは、腸を動かすためにも歩くことは続けてください。体力がないとどんどん免疫力が下がっていってしまうよ」
と、伝えてみた。
すると、案の定「小麦粉製品、糖分はだめなんですね、気を付けます。やはり野菜中心の食生活がいいんですね」ときた。更に「コロナの影響で全く外に出ておらずめっきり運動不足」というメールが届いた。
え?ガンの人に野菜中心がいいんですね?って? これ、基本でしょ??彼女は彼がガンになったと分かった時に何も調べたりしなかったのだろうか?
その文面を見た時に、そう思ってしまったが、いやいや、彼女なりに調べたかもしれないので思い込みはマズイ。
ところが、次のメールに「またメールしてしまうかもしれないですけど、いいですか?」ときた。彼女は以前にも「いろんな友達に電話をかけまくって聞いてもらっている」と言っていたし、私は彼の友人だが、あなたとは話したくない、と思ってしまった。
彼の一大事だが、これが今の正直な気持ちだった。その男友達は妻の機嫌を損ねるので、私に直接連絡を取らないようにしているのだろう(だって、彼の携帯から私の番号を盗み見るほどの人だもん、嫉妬深いに決まっている!)。
私は彼女の他力本願なメールを見て、冷たいようだが、「ガンに関する本は沢山出ているので読んでみてね」と送っておいた。
彼のことを本当に愛しているならば、とことんやれることはやる!それが普通だと思っていたのだが、そうでないケースもあるのだなぁ。
私は夫が死ぬ2日前まで自然療法をやり続けた。これも逆にやり過ぎだったのかもしれないが、最後まで諦めたくなかった。夫も「もうすぐ自分は死ぬ」と分かっていたのに最後までやらせてくれた。
でも、だまって医者の言うことだけ聞いていたら、ガン患者は大抵、緩やかに死に向かっていくものなのだ。
私の考え方もかなり偏りがあるかもしれないが、とにかく病気というものは自分が本当本気にならないと克服できない。
今、私もいろんな症状を抱えている。克服するために部屋を片付けたり(部屋は自分の身体の内部を表すと聞いて・・!)、食事を見直したりしている日々。
そして、今回のこの友人の妻の言動でハッとさせられた。この奥さんに伝えたこと、私が私自身に言い聞かせているのだな、と。
だから、私自身まだまだ足りてないのだ。
私は今同棲中の彼と一生共にしていきたいと思っている。ビジネスでも成功したい。
と、なると健康で長生すべきなのだ。それを今再確認させられたような気がする。
不覚にも今日、彼の前で泣いてしまった。「私が死んだらまるちゃん、悲しませちゃうね。私、絶対に健康になって長生きするからね」と。
最初はカチンときた友人の奥さんからのメールだったが、今はとても感謝している。
そして、友人にもぜひ、病気に打ち克ってもらいたい。
がんばって!!