こんにちは。
私、ぴーちゃん。
お彼岸も後半。今日は恋人のまるちゃんに付き添ってもらい、亡き夫のお墓参りに行ってきた。
まるちゃんと2月に付き合い始めてから何度も、お墓の近くを車で通ったのだが、どうしても足が向かなかった。
夫の実家に昨年6月に顔を出して以来、すっかり足が遠のいているからである。
あちらからは、一切連絡をしてこない。それは、もちろん私に気を遣ってのことだ。
今回、1年以上ぶりにお墓参りに行こうと思ったのは、同棲中の年下彼氏まるちゃんが私の今までの背景を聞いたうえで、全て飲み込んでくれる存在だと再認識できたのもある。
お彼岸の少し前、私が「久しぶりにお墓参りに行ってこようと思う」と言うと「ついていくよ」と彼は言ってくれた。有難かった。
お彼岸は秋分の日を中日として1週間あるが、前半に行くと私が来た形跡を義母が気付いてしまうだろうと思い、後半を選んだ。
しかし、今日お墓には花も供えておらず、「あれ?」と拍子抜けしてしまった。
そして、お寺の境内にあった行事の予定表を見ると、「9月25日 彼岸の法要」と書いてある。お彼岸の初日ではなく、最終日に法要があるのか。
ああ、なるほど。義母や義妹はこの法要の日に合わせてお墓にくる予定なのだな、と思った。と、いうことは。今日お花をお供えすると、私が来たことに気付いてしまうなぁ。
でも、まあいいか。私が元気でやっていることを分かってもらえる。
まるちゃんは子供の頃からよく親に連れられてお墓参りをしていたようで、今日も「お墓を拭いてあげたいから、このタオル使っていい?」と車内用のタオルを指さして、墓掃除を買って出てくれた。こういうところは本当に感心する。
まるちゃんがお墓を濡れたタオルで拭いてくれた後、花をお供えし、ろうそくに火をともした。お線香の香りもいい。
私たちはお墓の前にしゃがみ手を合わせた。
「ずいぶんご無沙汰してしまってごめんなさい。ご先祖様、お義父さん、旦那様、こちらは今お付き合いさせてもらっている、まるちゃんです。とてもよくしてもらっているよ。私は今とても幸せなので心配しないでね。これからはまたたまにお参りに来るからね。またね」
お墓での滞在時間はわずか10分ほどであったが、とても清々しい気持ちになった。
お彼岸に入ってすぐの時に、私は薬の副作用で2日間寝込んでいた。実はこの時、亡き夫が夢枕に立ったのだ。
「ああ、やはりお墓に行かなくては」そう思いながら、床で横になりながら、涙を流した。やはり8年間結婚生活を共にした人だ。そう簡単に忘れられるはずない。
とにもかくにも、今日はお墓参りに行けて良かった。きっと、義父も夫も喜んでいるに違いない。・・と、思いたい(;^_^A
一緒に行ってくれたまるちゃんにも感謝したい。