こんにちは。
私、ぴーちゃん。
自分がもう若くないんだ、と気づいた最初の出来事は若者言葉が分からなくなったあの日である。
あれは26,7年前だろうか?確か私は会社員2年目だった。当時「ちょべりば」なる気味の悪い言葉が若者の間で流行っていた。
当時新卒で入ってきた男の後輩が高校生の知り合いがいるとかで「それって、超ベリーバッド、の略なんすよ~」と自慢げに言って来た時には内心「だ、だ、だせぇええええええ」と吐きそうになっていた。
しかし、そんな訳の分からなさ満載の若者言葉も時には「素晴らしい!」と絶賛したくなるものもある。「ちょべりば」にも組み込まれている「超」だ。
今ではいいオッサンも、私のようないいオバサンも普通に使っており、完全に市民権を得ている。それに「すごく」よりも「super」な感じが、日本語でよく伝わる素晴らしい形容詞だと思う。
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最近、気になったのが、「じわる」という若者言葉だ。「え?いまさら?」と驚かれそうだが、やっと私にも浸透してきたので、今日のブログに書くことにした。
「〇〇さんの話し、じわる~!!」とか言ってる10代のタレントさんがいた。「はい?ジワる?意地悪の略か?」と何ともアラフィフっぽい反応をしてしまった私。今思うと恥ずかしいが、自分の心の中の呟きであったのでセーフとしよう。
一度この言葉が気になり出したら、色んなタレントさんが使っていることに気付き始めてしまい、ますますこの言葉の真意を知りたくなるではないか!
みちょぱ~、めるる~、どういう時に使ったらええのん?教えて~(´;ω;`)
するとある日、テレビを観ていると、一発屋芸人の「とにかく明るい安村」が自宅で撮ったVTRを披露していた。そこにはキレッキレに踊る彼と仕事がめっきり減ってしまった現状、そして、いつまで裸で頑張らなあかんねん、みたいなのが全て詰め込まれた物悲しさ、がギュッと短いVに凝縮されていたのだ。
それを観て「うわ~何だかジワジワくるわ~!」と思った瞬間!
これが「じわる」を使う瞬間じゃね?
( ゚Д゚)!!
と頭の中のパズルがハマったような気がした。
それからは、テレビで「じわる」という言葉が出る度に「うんうん、わかる、じわるよね~」と自分の中で妙に納得している。
しかし、若者言葉の流行りすたりはめちゃくちゃスパンが短い。やっと馴染んだこの「じわる」もあっと言う間に使われなくなるのだろう。
いや、その時はその時でまたその言葉を攻略すりゃいいのだ。ひょっとしたら、これは頭の体操になるかもしれない、と今日もどうでもいいことを考えながら、お茶を頂いている私だった。